歴史IFノート

ソニー株を10年前に100万円買っていたら?配当込みで約7倍

・ 確認 ・ 100万円で買ったら

この記事は、動画の台本や公開資料をもとにAIが下書きし、運営者が公開前に確認・編集しています。主張ごとの出典と、その出典の格(一次・二次・三次)を記事ごとに書いています。

この記事は、過去の株価と決算の記録にもとづく思考実験で、特定の銘柄の売買や回避を勧めるものではありません。過去の実績は、将来の成果を保証するものではありません。投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。運営者は、資格を持つ金融の専門家ではありません。

ソニー株を2016年11月7日に100万円分買って、売らずに2026年11月6日まで持ち続けたら、いくらになっていたのか。実際についた終値と、分割・株式分配、配当だけで計算しました。過去の記録の整理で、特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。

途中には、評価額が約40%減った時期もあります。

先に結論

  • 買えた株数は317株(2016年11月7日の終値3,149円。100万円との差の1,767円は現金のまま)
  • 2024年10月の1株→5株の分割で、株数は1,585株になった
  • 2025年の金融事業の株式分配で、ソニーフィナンシャルグループ(8729)の株1,585株を受け取った
  • 2026年11月6日の評価額は、ソニー本体が6,565,070円、分配された8729が223,802円。株だけの評価額は6,788,872円
  • 配当は合計203,355円(税引前。ソニー197,332円、8729が6,023円)
  • 配当と現金1,767円を含めた総額は6,993,994円で、100万円の約7.0倍

計算の前提

  • 買う日は2016年11月7日(月)の終値3,149円。評価は2026年11月6日(金)の終値4,142円。売らずに持ち続けた
  • 株数は、100万円を終値で割って1株単位で切り捨てた317株(単元未満株で買えたものとする)。買付額は998,233円で、残りの1,767円は現金のまま
  • 持っている間の株式分割・併合・株式分配・無償割当は、市場データの調整後終値と、ソニーの招集ご通知で確かめた。見つかったのは、2024年の1→5分割と、2025年の8729の株式分配の2つ。分配については、招集ご通知に「SFGI株式の80%超を当社の株主に現物配当により分配する方法で実行」とある
  • 終値は、その日実際についた値(分割で調整する前の値)。Yahoo!ファイナンスとみんかぶの時系列で照合した
  • 配当は、権利確定日が2016年11月7日から2026年11月6日に入る分を、1株あたり(税引前)×その時点の株数で合計した。2016年9月30日の分は買う前なので入れていない。評価日(2026年11月6日)までに会社が決議・公表した配当だけを含めた。ソニーの2026年9月30日基準の中間配当は、招集ご通知にあるのが「予定額17.5円」までで、決議を確かめられなかったので除いた(1,585株で27,737円)
  • 2024年9月30日が基準日の中間配当は、分割前の基準で1株50円。317株で15,850円
  • 8729の配当は、2026年3月31日基準の3.8円(1,585株で6,023円)だけを入れた。2026年9月30日基準の中間配当は4.0円の計画までで、決議を確かめられず入れていない(6,340円)。ソニーと8729の予定額を両方含めた参考額は、総額7,028,072円
  • 手数料と税金は入れていない。再投資もしていない。現金の1,767円には利息を付けていない

10年の流れ

2021年4月1日:社名が「ソニーグループ」に

2021年4月1日付で、旧ソニー株式会社は「ソニーグループ株式会社」に社名変更しました。同じ日に電機などの4社が統合し、統合後の会社が「ソニー株式会社」を名乗っています(ソニーのお知らせ)。証券コードは6758のままで、ずっと同じ株を持ち続けた計算です。

2024年10月1日:1株が5株に

2024年9月30日を基準日、10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき5株の割合で株式分割が行われました(第108回定時株主総会招集ご通知)。317株は1,585株になります。

株価の記録では、2024年9月26日の終値が14,240円、翌営業日の9月27日が2,861円で、この日から分割後の値段で並んでいます(みんかぶの時系列)。

2025年:金融事業が株主へ分配され、別の会社として上場

ソニーグループは、金融事業のソニーフィナンシャルグループ(8729)の株式を、株主に分配する「パーシャル・スピンオフ」を行いました。8729は2025年9月29日に東京証券取引所プライム市場に上場しています(ソニーフィナンシャルグループのお知らせ)。

分配の比率は、ソニーグループ株1株につき8729の株1株で、2025年9月30日時点の株主が対象でした(Cboeジャパンの通知)。分割後のソニー株1,585株を持っていた計算なので、8729の株1,585株を受け取ったことになります。

ここは見落としやすいところで、ソニー本体の株価だけを追うと金融事業の分が抜け落ち、成果が少なく見えます。分配された株も売らずに持ち続けたものとして、2026年11月6日の終値141.2円で評価に入れました。8729は、上場初日の終値173.8円から、141.2円に値下がりしています。

買った直後

買った直後の2016年11月9日は、終値が3,023円で、株の評価額は958,291円でした。買付額の998,233円を下回ったのは、この10年でこの1日だけです。途中の下落は、次の節で市場全体との比較で見ます。

下がったのは市場全体か、この会社か

評価額(ソニーと、分配された8729の株価×株数。配当は含まない)が、直前の高値から20%以上下がった時期は5回ありました。局面は、それまでの最高値を更新するまでを1つとし、その中の最大の下げを数えました。このうち大きい順に3つを、日経平均(終値)と比べます。比べるのは同じ2つの日付です。出来事は日付と出典つきで並べるだけで、下落の理由とは書きません。

1. 2022年1月〜9月(評価額 −40%、日経平均 −12%)

  • 期間:2022年1月5日の高値 15,520円(分割前の値段。評価額4,919,840円)→ 9月30日の安値 9,286円(評価額2,943,662円)(終値)
  • 同じ期間の日経平均:29,332.16円 → 25,937.21円(−11.6%)
  • 判定:市場全体より大きく下がりました。会社に固有の動きが大きかった時期です
  • 世界の出来事:2022年2月24日、ロシア軍がウクライナの軍事施設へのミサイル攻撃を始める(日本経済新聞)。2022年3月16日、米FOMCが政策金利の誘導目標を1/4〜1/2%に引き上げると決定(FOMC声明)
  • 会社の出来事:2022年1月19日、日本経済新聞は、米マイクロソフトによる米ゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの買収発表を挙げ、ソニーグループ株が午前中に一時10%安まで下がったと報じた(日本経済新聞。終値は前日比12.8%安の12,410円)。2022年3月4日、ソニーグループとホンダがモビリティ分野の戦略的提携に基本合意したと発表(Car Watch)

2. 2018年9月〜2019年3月(評価額 −34%、日経平均 −13%)

  • 期間:2018年9月28日の高値 6,966円(評価額2,208,222円)→ 2019年3月25日の安値 4,630円(評価額1,467,710円)(終値)
  • 同じ期間の日経平均:24,120.04円 → 20,977.11円(−13.0%)
  • 判定:市場全体より大きく下がりました。会社に固有の動きが大きかった時期です。ただし、日経平均が急落した2018年12月25日(前の営業日比 −5.0%)には、ソニーも−5.6%と同じくらい下がっています
  • 世界の出来事:2018年12月19日、米FOMCが政策金利の誘導目標を2.25〜2.50%に引き上げると決定(FOMC声明)
  • 会社の出来事:2019年2月4日、ソニーが決算を発表。この日の株価は前日比8.1%安の5,055円。ブルームバーグの記事(ニュースピックス掲載)は、画像センサーの減速などを理由に今期の連結売上高計画を下方修正したと伝えています

3. 2025年11月〜2026年4月(評価額 −33%、日経平均 +18%)

  • 期間:2025年11月14日の高値 4,700円(ソニー。8729は154.4円。評価額7,694,224円。この10年の評価額のピーク)→ 2026年4月30日の安値 3,113円(8729は139.9円。評価額5,155,846円)(終値)
  • 同じ期間の日経平均:50,376.53円 → 59,284.92円(+17.7%)
  • 判定:市場は上がっていたのに下がりました。会社に固有の動きが大きかった時期です。ただし、2026年3月3日はソニーが前日比−6.3%(終値3,368円)、日経平均が−3.1%と、市場も大きく下がった日でした
  • 世界の出来事:2026年2月28日、米国とイスラエルがイランを攻撃した(ジャカルタ・ポスト)。メモリ価格は2025年後半から急騰し、2026年に入ってもその傾向が続いている(MONOist)
  • 会社の出来事:2026年2月5日、ソニーが2025年度第3四半期(10〜12月)の決算を発表。第3四半期としては売上高や利益が過去最高で、通期の見通しを上方修正した。CFOの陶琳氏は、上方修正しても株価が停滞しているのは、1つはメモリ供給への懸念があると見ている、と述べた(MONOist)

ほかに20%を超えた2回

  • 2020年1月14日の高値 → 3月16日の安値:評価額 −29.9%、日経平均 −29.2%。市場全体が大きく下がった時期と重なります
  • 2025年3月27日の高値 → 4月7日の安値:評価額 −22.1%、日経平均 −17.6%。市場全体が大きく下がった時期と重なります

10年全体では

同じ100万円を日経平均に入れていたら、2016年11月7日の17,177.21円から2026年11月6日の57,434.77円で、3,343,661円(約3.3倍)です。日経平均は配当を含まない価格指数で、ここでは配当も手数料も入れていません。ソニーは、配当を含めない株の評価額に現金1,767円を足して6,790,639円(約6.8倍)、配当込みの総額は6,993,994円でした。この10年は、ソニーが日経平均を上回りました。

この記事で扱わなかったこと

  • ソニーの株価が動いた理由。出来事は日付つきで並べましたが、決算や市場の動きとの因果は、資料で言い切れる範囲を超えるので書きません
  • 日経平均以外の指数や、他社の株との比較
  • 売買のタイミング、これからの値動き。この記事は過去の記録の整理で、売買を勧めるものではありません
  • ソニーが2025年10月に公表した分配の細かい会計処理(取得価額の按分など)
  • 税金の計算。分配や配当にかかる税の扱いは、人や口座によって違います

出典と、その格

確認日は、すべて2026-11-08です。

動画とチャンネル

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