アップル株を10年前に100万円で買っていたら?配当込みで約1907万円
・ 確認 ・ 100万円で買ったら
この記事は、動画の台本や公開資料をもとにAIが下書きし、運営者が公開前に確認・編集しています。主張ごとの出典と、その出典の格(一次・二次・三次)を記事ごとに書いています。
この記事は、過去の株価と決算の記録にもとづく思考実験で、特定の銘柄の売買や回避を勧めるものではありません。過去の実績は、将来の成果を保証するものではありません。投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。運営者は、資格を持つ金融の専門家ではありません。
2016年11月に、アップル(ティッカー AAPL)の株を100万円ぶん買っていたら、10年後はいくらだったのか。この記事は、実際についた終値と配当、株式分割、為替を一つずつ確かめて計算した記録です。
株価の予想はしませんし、売買を勧める記事でもありません。扱うのは、確定した過去の終値・配当・開示だけです。
先に結論
- 2016年11月7日(米国時間)の終値は110.41ドル。同じ日の日本銀行の17時時点のレート(1ドル104.44円)で100万円は9574.88ドルになり、86株(9495.26ドル)が買えます。残りの79.62ドルは現金のままです
- 2020年8月の株式分割(1株を4株)で86株は344株になり、2026年11月6日の終値342.37ドルで評価すると117,775.28ドル。1ドル157.95円で円に戻すと18,602,605円(100万円に対して18.60倍)
- 配当(税引前)は、権利落ち日39回ぶんで合計2900.78ドル(458,178円)。現金79.62ドル(12,575円)と評価額を足した総額は、120,755.68ドル=19,073,359円(100万円に対して19.07倍)
- 為替の影響:同じ120,755.68ドルを、買った日のレート(104.44円)で円に戻すと12,611,723円(12.61倍)。円安が進んだぶん、円建ての結果が約646万円大きくなっています
- 途中には下落もあります。評価額が高値から2割以上下がった局面は5回あり、最大は2018年10月〜2019年1月の−38.7%でした。詳しくは「下がったのは市場全体か、この会社か」の節に書きます
計算の前提
- 買う日は2016年11月7日(月、米国時間)の終値、評価する日は2026年11月6日(金、米国時間)の終値です。売らずに持ち続けた計算です
- 100万円は、2016年11月7日の日本銀行「東京市場 ドル・円 スポット 17時時点」の104.44円で、ドルに換えました。評価額と配当と現金は、2026年11月6日の同じ系列のレートで円に戻しています。2026年11月6日の日本銀行の公表値は157.94〜157.96円で、その中間の157.95円を使いました。この17時時点のレートと、米国の終値がつく時刻(日本時間の早朝)はずれています。実際に売買した場合の約定レートとも、手数料込みの為替とも一致しません
- 株数は、ドル額÷買う日の終値を、1株単位で切り捨てています。9574.88ドル÷110.41ドルは約86.7なので86株です。残りの79.62ドルは現金のままで、利息は付けていません
- 終値は、実際についた終値です。Yahoo Finance のデータは分割調整後の値なので、2016年11月7日の27.6025ドルを4倍して、実際の終値110.41ドルに戻しました
- 配当は、権利落ち日が2016年11月7日の翌日から2026年11月6日までに入る分を、1株あたり(ドル、税引前)×その時点の株数で足しています。配当は現金のままで、買い増しには使っていません。売買手数料、米国の源泉税、日本の税は入れていません
- 評価日の後に権利落ちする配当は入れていません。2026年11月2日にアップルが公表した配当(1株0.27ドル、基準日11月12日、支払い11月16日)は、344株で92.88ドルですが、評価日の時点で権利落ち前なので外しました。入れると、配当は2993.66ドル(472,849円)、総額は120,848.56ドル=19,088,029円(19.09倍)です
- 株式分割・併合は、アップルの IR サイトの配当履歴(分割の行は2020年の1件だけ)と、SEC の8-K のうち定款・社内規則の改定を知らせる5件(2016年12月〜2026年11月)で確かめました。分割だったのは2020年8月7日の1件で、全文を通して読んだわけではありません
- 売買手数料と為替手数料は入れていません
10年の流れ
出来事は4つに絞ります。株価が動いた理由として挙げるものではなく、この期間にあったことの記録です。
- 2016年度(2016年9月期)の売上高は2156億3900万ドルでした。2026年度(2026年9月期)は4788億3400万ドルで、アップルは決算の発表で、通期の売上高が過去最高だったと書いています(2026年11月2日のプレスリリース。SEC の10-K でも売上高4788億ドル台を確認)
- 2020年8月28日の午後5時(太平洋夏時間)に、普通株式1株が4株に分かれました(SEC への8-K)。分割後の価格での取引は8月31日に始まりました(アップルのプレスリリース)。この分割で、86株は344株になります
- 2023年6月5日、アップルは「Apple Vision Pro」を発表しました。米国での価格は3499ドルから、発売は翌2024年の初めとされました(アップルのプレスリリース)
- 配当の1回あたりは、買った直後に出た2017年2月が1株0.57ドルでした。分割後の1株に直すと0.1425ドルです。2026年8月の配当は1株0.27ドルです
評価額の動き
株の分だけの評価額(配当と現金は含みません)を、主な年末の終値で見ます(途中の年末は省きます)。2020年8月28日より前は分割前の実際の終値と86株、あとは分割後の終値と344株です。
- 2016年11月7日(終値110.41ドル):9495.26ドル
- 2020年12月31日(終値132.69ドル):45,645.36ドル
- 2022年12月30日(終値129.93ドル):44,695.92ドル
- 2026年11月6日(終値342.37ドル):117,775.28ドル
2022年末は2021年末より低く、右肩上がりの一本線ではありません。買った直後にも小さな下げがあり、買値を終値でいちばん下回ったのは2016年11月14日です。終値は分割前で105.71ドル、86株の評価額は9091.06ドルで、買値の9495.26ドルから約4.3%減でした。一方、10年間でいちばん高い終値は、評価日の2日前の2026年11月4日(349.51ドル)で、評価日の終値342.37ドルは、そこから約2.0%低い値です。
配当を足すと、いくらになるか
配当は四半期ごとで、権利落ち日が2016年11月7日の翌日以降のものは、2017年2月(2月9日)から2026年8月(8月10日)までの39回です。2026年11月の配当は、権利落ち前なので入れていません。買う日の直前の2016年11月3日が権利落ち日だった配当(1株0.57ドル)は、買う前なので入りません。
- 分割前の15回(2017年2月〜2020年8月):1株あたり合計10.73ドル×86株=922.78ドル。2020年8月の配当(権利落ち日8月7日、1株0.82ドル)は、分割の効力が生じる8月28日より前なので、86株ぶんです
- 分割後の24回(2020年11月〜2026年8月):1株あたり合計5.75ドル×344株=1978.00ドル
- 合計:2900.78ドル(税引前)。買値の9495.26ドルに対して約31%で、10年かけて受け取る分です
評価額の117,775.28ドルに、配当2900.78ドルと現金79.62ドルを足すと、120,755.68ドルです。157.95円で戻すと、19,073,359円になります。金額は、アップルの IR サイトに載る配当履歴で確かめ、権利落ち日は Yahoo Finance のデータで確かめました。分割前の金額は、Yahoo Finance の分割調整後の値を4倍すると、アップルの IR の値とすべて一致しました。
下がったのは市場全体か、この会社か
評価額(株価×株数。分割を反映。米国株なのでドル建て)の終値が、高値から2割以上下がった局面は、期間中に5回ありました。大きい順に3つを見ます。物差しは S&P500(ドル建て、終値、配当を含まない価格指数)で、同じ2つの日付で比べます。ここでは、判定は「重なる」「大きく下がった」と事実だけを書き、下落の理由とは書きません。
1. 2018年10月〜2019年1月(評価額 −38.7%、S&P500 −16.3%)
- 期間:2018年10月3日の高値 → 2019年1月3日の安値(終値)。株価は分割前の実際の終値で232.07ドル → 142.19ドル。86株の評価額は19,958ドル → 12,228ドル
- 同じ期間の S&P500:2925.51 → 2447.89(−16.3%)
- 判定:市場全体より大きく下がりました。会社に固有の動きが大きかった時期です
- 世界の出来事:2018年12月19日、米国の FOMC が政策金利の誘導目標を2.25〜2.50%に引き上げました(FRB の声明)
- 会社の出来事:2019年1月2日、アップルは投資家への書簡で、2019年度第1四半期(2018年12月29日までの四半期)の売上高の見通しを約840億ドルに修正しました(SEC への8-K)。並べただけで、下落の理由とは書きません
2. 2024年12月〜2025年4月(評価額 −33.4%、S&P500 −17.5%)
- 期間:2024年12月26日の高値 → 2025年4月8日の安値(終値)。株価は259.02ドル → 172.42ドル。344株の評価額は89,103ドル → 59,312ドル
- 同じ期間の S&P500:6037.59 → 4982.77(−17.5%)
- 判定:市場全体が大きく下がった時期と重なります(S&P500 の下落率が、株の下落率の半分をわずかに上回りました)
- 世界の出来事:2025年4月2日の日付で、米国が「相互関税」を定める大統領令14257号を出しました(ホワイトハウス)
- 会社の出来事:2025年2月24日、アップルは米国で今後4年間に5000億ドル超を投資・支出すると発表しました(アップル)。2025年3月7日には、アップルの広報担当者が、より個人に合わせた Siri の機能の提供が、当初の想定より遅れると述べたと報じられました(Daring Fireball)
3. 2020年2月〜3月(評価額 −31.4%、S&P500 −33.8%)
- 期間:2020年2月12日の高値 → 3月23日の安値(終値)。株価は分割前の実際の終値で327.20ドル → 224.37ドル。86株の評価額は28,139ドル → 19,296ドル
- 同じ期間の S&P500:3379.45 → 2237.40(−33.8%)
- 判定:市場全体が大きく下がった時期と重なります
- 世界の出来事:2020年3月11日、WHO の事務局長が、新型コロナウイルス感染症は「パンデミックと評価できる」と述べました(WHO)
- 会社の出来事:2020年2月17日、アップルは、2020年3月期の売上高について、1月28日に示した見通しを達成できない見込みだと発表しました(SEC への8-K)
残りの2回は、数字だけを並べます。2022年1月3日〜2023年1月5日(株 −31.3%、S&P500 −20.6%)と、2020年9月1日〜9月18日(株 −20.4%、S&P500 −5.9%)です。
10年全体では、同じ100万円(9574.88ドル)を S&P500 に入れていた場合、2131.52が7376.86になり(3.46倍)、33,137.16ドル=5,234,014円(5.23倍)です。S&P500 は配当を含まない価格指数なので、配当は入っていません。アップルは、配当込みで19.07倍でした。この10年間は、アップルの方が S&P500 より大きく増えています。
この記事で扱わなかったこと
- 経営者や役員についての評価:存命の人物の話は、この記事では書きません
- 株価が動いた理由:因果は言い切れないため書いていません。出来事は日付と出典を並べただけです
- 将来の株価・買い時:予想はしません
- 製品の売れ行きや、アップル以外の企業との比較:この記事の計算の前提の外です
- 配当の再投資、税金(米国の源泉税と日本の税):金額や条件が人によって変わるため、計算に入れていません
- 米国のニュースの解釈(金利、関税、AI など):日付と事実だけにとどめました
出典と、その格
格は、一次(会社・公的機関の開示)、二次(市場データ・報道)、三次(Wikipedia などの要約)です。今回、Wikipedia は使っていません。確認はすべて2026-11-08です。主な出典だけを載せています。
一次
- アップル IR「配当履歴」:1株あたりの配当、基準日、支払い日、2020年の分割
- SEC 8-K(2020年8月7日):2020年8月28日に1株が4株になる
- SEC 8-K 添付資料(2026年11月2日):配当0.27ドル、基準日11月12日、通期の売上高。ほかの SEC 書類(2019年1月2日、2020年2月17日の8-K、2026年度の10-K)と、アップル、FRB、ホワイトハウス、WHO の発表も一次です
- 日本銀行 時系列統計データ(2016年11月7日の104.44円)と、日本銀行 外国為替市況(2026年11月6日)(157.94〜157.96円)
二次
- Yahoo Finance(AAPL):日次の終値(分割調整後)と権利落ち日。S&P500(^GSPC)も同じ Yahoo Finance
- Nasdaq と StatMuse:2026年11月6日の終値342.37ドル。StatMuse と Digrin は、2016年11月の値が Yahoo Finance の調整後・月末の値と整合することの確認に使いました
- Daring Fireball(2025年3月7日):Siri の遅れ
確かめきれなかった点:2016年11月7日の実際の終値110.41ドルは、日次で独立に照合できた資料がなく、Yahoo Finance の値を4倍したものです。S&P500 と下落の各局面の日付の終値も、Yahoo Finance だけの確認です。使えなかった資料:Stooq(ブラウザ確認を求められたため)、Macrotrends(403)、Nasdaq の2016年の日次、StatMuse の S&P500。
動画とチャンネル
この記事に対応する動画はありません。歴史の「もしも」を、史実と仮説を分けて検証するチャンネルは、こちらです:@AI-historyIF
同じシリーズの記事
ほかの記事
- アルファベット株を10年前に100万円で買うと?配当込みで約1009万円
2026-11-08 ・ 2016年11月7日にアルファベット(グーグル)のクラスA株を100万円ぶん買うと11株。2022年の20分割で220株になり、2026年11月6日の終値284.78ドルで6万2651.60ドル。配当(税引前)457.60ドルと現金752.55ドルを足し、評価日の為替で円に戻すと合計1008万6963円(10.09倍)。途中の下落と為替の影響も、計算の前提つきで整理する。
- アマゾン株を10年前に100万円買っていたら?円換算で約985万円
2026-11-08 ・ 2016年11月7日にアマゾン株を100万円ぶん買うと12株(9,419.16ドル)。2022年6月の20分割で240株になり、2026年11月6日の終値259.30ドルで62,232ドル。現金155.72ドルを足した62,387.72ドルを円に戻すと9,854,140円(9.85倍)。配当は確認できず、為替の影響と途中の下落も含めて計算の前提つきで整理する。
- 2010年にJAL株を持っていたら?0円になった100%減資の仕組み
2026-11-08 ・ JALは2010年に会社更生法を申請し、2012年に再上場した。それでも、申請前から株を持っていた人の株は戻らなかった。上場廃止と100%減資の違い、更生計画で株が消えた経過を、国土交通省などの資料の範囲で整理する。