日産株を10年前に100万円買っていたら?配当込みで約55万円
・ 確認 ・ 100万円で買ったら
この記事は、動画の台本や公開資料をもとにAIが下書きし、運営者が公開前に確認・編集しています。主張ごとの出典と、その出典の格(一次・二次・三次)を記事ごとに書いています。
この記事は、過去の株価と決算の記録にもとづく思考実験で、特定の銘柄の売買や回避を勧めるものではありません。過去の実績は、将来の成果を保証するものではありません。投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。運営者は、資格を持つ金融の専門家ではありません。
2016年に、日産自動車の株を100万円ぶん買っていたら、10年後はいくらだったのか。この記事は、実際についた終値と配当を並べて計算した記録です。
数字は、動画を作った時点(2026年9月)のものです。その後の株価には更新していません。株価の予想はしませんし、売買を勧める記事でもありません。
先に結論
- 2016年8月31日に900株(91万3500円)を買い、残りの8万6500円は現金のまま。2026年9月4日の終値315円で、株は28万3500円
- 配当(税引前)は10年で1株あたり累計203円、900株で18万2700円。株+配当+現金で、総額55万2700円(元手100万円の0.55倍)
- 動画の「28万円」は、900株の評価額だけです(配当と残りの現金は入っていません)。動画の「47万円」は、これに配当を足した46万6200円で、残りの現金は入っていません
- 同じ100万円を日経平均に入れたら385万円、という比べ方もあります。ただし、条件がそろっていません(後の節で説明します)
- 下がった3つの局面で、日経平均と並べました。3つとも、日産のほうが日経平均より大きく下がっています
計算の前提
先に、計算のルールを書いておきます。
- 基準の日付は、買う日が2016年8月31日の終値(1株1015円)、評価する日が2026年9月4日の終値(1株315円)。どちらも動画の時点の数字で、新しい日付には更新していません
- 売買手数料と税金は入れていません。売って損が出る計算なので譲渡益にかかる税は出ませんが、配当には税がかかります。この記事の配当は税引前です
- 1単元は100株です。1015円×100株で1単元は10万1500円。100万円では9単元=900株(91万3500円)までしか買えず、8万6500円は使いません。この点は、後の「100万円」の比べ方に関わります
- 分割・併合の履歴はありません(動画の制作時に、実際の終値と調整後の終値が一致することを確かめています)
- 配当は、2016年8月末に株を持っていた人が受け取る2017年3月期〜2026年3月期の分を足しています
- 単元株数は、日産の有価証券報告書(2017年3月期)に「単元株式数は100株」とあります。2016年8月ちょうどの記載ではなく、7か月後の2017年3月31日現在の記載です
100万円で何株買えたのか
2016年8月31日の終値は1015円で、1単元(100株)が10万1500円。100万円では9単元=900株(91万3500円)が買え、残りの8万6500円は現金のままです。以下は、この900株の評価額で見ます。
評価額の動き
900株の評価額は、次のように動きました。
- 2016年8月31日(終値1015円):91万3500円
- 2018年8月31日(終値1040円):93万6000円
- 2020年8月31日(終値431円50銭):38万8350円
- 2022年8月31日(終値549円90銭):49万4910円
- 2024年8月30日(終値425円50銭):38万2950円
- 2026年9月4日(終値315円):28万3500円
2018年のあと、2020年にかけて、評価額は半分以下になっています。この期間の出来事は、後の「下がったのは市場全体か、この会社か」の節で、日付どおりに並べます。下落との関係は、ここでは言いません。
配当を足すと、いくらになるか
2016年8月末の株主が受け取る年間配当(1株あたり、IRBANK)は、次のとおりです。
- 2017年3月期:48円
- 2018年3月期:53円
- 2019年3月期:57円
- 2020年3月期:10円
- 2021年3月期:0円
- 2022年3月期:5円
- 2023年3月期:10円
- 2024年3月期:20円
- 2025年3月期:0円
- 2026年3月期:0円
合計は203円。900株では18万2700円です。評価額の28万3500円に足すと、46万6200円(動画の「47万円」)になります。手元に残した8万6500円も足すと、55万2700円です。
配当は無配が3期あり、2017年3月期の48円から、2026年3月期は0円まで減っています。
下がったのは市場全体か、この会社か
「日産の株が下がった」のは、世界的な出来事で市場全体が下がったからなのか。会社に固有の動きが大きかったのか。物差しとして日経平均(終値の価格指数)を並べて、見てみます。基準は、動画と同じ2016年8月31日から2026年9月4日までの、900株の評価額です。
終値で、高値から20%以上下がり、その後20%以上戻すまでを1つの局面と数えました。日産は2016年12月の高値を一度も更新していないので、「最高値を更新するまで」で区切ると10年全体が1局面になってしまうためです。この数え方で10を超える局面があり、下落率の大きい順に、重ならない3つを選びます。高値の日からその後の安値の日までです。出来事は日付と出典を並べるだけで、「これが下落の原因だ」とは言いません。
1. 2016年12月〜2020年4月(評価額 −74%、日経平均 −8%)
- 期間: 2016年12月22日の高値1212円(900株で109万0800円) → 2020年4月3日の安値315円50銭(同28万3950円)
- 同じ期間の日経平均: 1万9427円67銭 → 1万7820円19銭(−8.3%)
- 判定: 市場全体より大きく下がりました。会社に固有の動きが大きかった時期です。
- 途中の2つの短い期間では、市場全体も大きく下がり、日産も同じ程度下がっています。2018年10月2日→12月25日は日経平均が2万4270円62銭→1万9155円74銭(−21.1%)、日産は1056円50銭→838円10銭(−20.7%)。2020年1月20日→3月19日は日経平均が−31.3%、日産が637円50銭→390円30銭(−38.8%)です
- 世界の出来事: 2018年10月2日から12月25日にかけて、日経平均が21.1%下がった(上の数字)。2020年3月11日、WHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスについて「パンデミックと言える」と表明(WHO)
- 会社の出来事: 2018年11月19日、日産の当時の会長が逮捕された(日本経済新聞。是非や責任には触れません)。翌日11月20日の終値は950円70銭で、前日の1005円50銭から5.45%下がっています(動画の制作時の確認による)。2020年5月28日に発表された2020年3月期の最終損益は6712億円の赤字(前の期は3191億円の黒字。日本経済新聞)で、この期間の安値(4月3日)より後です
比較のために、動画が使っていた区切りでも並べておきます。2018年8月31日→2020年8月31日で、日経平均は2万2865円15銭→2万3139円76銭(+1.2%)とほぼ横ばいでした。日産は1040円→431円50銭(−58.5%)です。
2. 2024年3月〜12月(評価額 −47%、日経平均 −4%)
- 期間: 2024年3月22日の高値642円50銭(900株で57万8250円) → 12月17日の安値337円60銭(同30万3840円)
- 同じ期間の日経平均: 4万0888円43銭 → 3万9364円68銭(−3.7%)
- 判定: 市場全体より大きく下がりました。会社に固有の動きが大きかった時期です
- 世界の出来事: 2024年8月5日、日経平均の終値は3万1458円42銭で、前の営業日より4,451円28銭下がった(ペイペイ証券、日経の公式データと一致。8月5日の日産は378円10銭で、8月2日の442円10銭から−14.5%)。日経平均はその後、期間の終わりまでに3万9000円台に戻っています
- 会社の出来事: 2024年11月7日、日産が2024年度上期決算を発表し、通期の業績見通しを下方修正。あわせて、世界で生産能力を20%削減し、人員を9,000名削減すると発表(日産ニュースリリース)
3. 2024年12月〜2025年4月(評価額 −44%、日経平均 −21%)
- 期間: 2024年12月26日の高値552円40銭(900株で49万7160円) → 2025年4月7日の安値309円60銭(同27万8640円)。この高値は、直前の急な上昇の頂点です。12月17日の337円60銭から、18日に前日比+23.7%の417円60銭と上がり、26日まで上昇が続きました(基本合意書の締結は12月23日)
- 同じ期間の日経平均: 3万9568円06銭 → 3万1136円58銭(−21.3%)
- 判定: 日経平均の下落率(−21.3%)は、日産(−44.0%)の半分に届かず、市場全体より大きく下がりました。ただ、市場全体も約2割下がっているので、市場全体の下げと重なる部分もあります。会社に固有の動きも大きかった時期です
- 世界の出来事: 2025年4月2日、米国で、「相互関税」に関する大統領令14257が出された(ホワイトハウス)。日経平均は、4月7日の終値が3万1136円58銭
- 会社の出来事: 2025年2月13日、日産とHondaが、経営統合に向けた検討に関する基本合意書を解約し、協議・検討を終了することで合意(両社の開示。理由の詳細には立ち入りません)。2024年12月23日の基本合意書の締結は、この期間の直前です
3つとも、日産の下落率は日経平均の下落率を大きく上回っています。つまり、この3局面では、日産は市場全体より大きく下がりました。ただ、その理由が市場なのか会社なのかは、日付を並べただけでは決められません。この記事では、決めつけません。
10年全体の比較は、次の節のとおりです。2016年8月31日の終値と2026年9月4日の終値で、日産株は買値の約3割に、日経平均は約3.85倍になりました。
日経平均なら385万円、の意味
動画の最後で、「同じ100万円を日経平均に入れていたら385万円」と比べています。計算は次のとおりです。
- 日経平均の終値:2016年8月31日が1万6887円40銭、2026年9月4日が6万5020円94銭(動画の制作時の確認による)
- 倍率:65,020.94÷16,887.40=3.85倍。100万円×3.85=385万円
この385万円は、指数の値上がりだけを見た数字です。配当は入っていませんし、手数料も税金も入っていません。しかも、100万円をまるごと指数に入れた計算で、日産側は91万3500円ぶんしか株に変わっていません。元手がそろっていないので、「385万円と46万円の差」をそのまま成績の差と読むのは危ない、と僕は思います。
指数そのものに投資する手段の話は、この記事では扱いません。ここで言えるのは、この期間に日経平均が約3.85倍になったこと、日産株は買値の約3割になったことの2点です。
この記事で扱わなかったこと
- 「2025年2月、株価は415円」:動画で使っていた数字です。動画の制作時の確認では2月13日の終値でしたが、日本経済新聞の記事では同じ415円10銭が2月6日の終値と読めて、日付を突き合わせきれませんでした。確かめきれていないので載せません。なお、ホンダとの統合協議の打ち切り(2025年2月13日)自体は、日産とHondaの開示で確かめています
- 逮捕された会長の人物評・責任論・その後の経緯:存命の人物なので、書きません
- 統合協議が打ち切られた理由:両社の開示にある事実以上は書きません
- 10年間の最安値や、長尺動画にある業績の細かい数字:この記事の主題から外れるため載せていません。なお、局面1の安値315円50銭は、10年間の最安値ではありません。最安値は終値300円で、2026年6月26日と30日につけています
出典と、その格
出典の格は、一次(当事者の開示)、二次(報道・データサービス)、三次(Wikipedia などの要約)で書いています。今回、Wikipedia は使っていません。
一次
- 日産自動車「経営統合に向けた検討に関する基本合意書の解約について」(2025年2月13日):2024年12月23日に結んだ基本合意書を解約し、協議・検討を終了することで合意した(2026-11-08 確認)
- Honda「日産自動車とHondaとの経営統合に向けた検討に関する基本合意書の解約について」:同日、同内容(2026-11-08 確認)
- 日産自動車「日産自動車、2024年度上期決算を発表」(2024年11月7日):通期見通しの下方修正、生産能力20%削減、人員9,000名削減(2026-11-08 確認)
- 日産自動車 有価証券報告書(2017年3月期):「単元株式数は100株」、2017年3月期の配当は中間24円・期末24円で年間48円(2026-11-08 確認)
公的機関・国際機関(世界の出来事)
- WHO事務局長の記者会見冒頭発言(2020年3月11日):COVID-19は「パンデミックと言える」(2026-11-08 確認)
- ホワイトハウス「Regulating Imports with a Reciprocal Tariff…」(大統領令14257、2025年4月2日):大統領令の日付(2026-11-08 確認)
二次
- 日本経済新聞 2018年11月19日の逮捕報道:逮捕は2018年11月19日(2026-11-08 確認。記事内の氏名と容疑は、本文では書いていません)
- 日本経済新聞「日産自動車の20年3月期、最終損益6712億円の赤字」:6712億円の赤字、前の期は3191億円の黒字(2026-11-08 確認)
- Yahoo!ファイナンス(7201・日経平均):2016年8月31日の終値1015円、2026年9月4日の終値315円、局面の主な日付の終値を確認(2026-11-08 確認)。局面は Yahoo の chart API の日次終値で選び、主な日付をこの時系列で照合した。ほかの日付の終値は、動画の制作時の確認(2026-09-06 確認)によります。アクセス制限で再確認できない日がありました
- 日経平均プロフィル 日次データ(CSV):2024年8月5日の終値31,458.42円(2026-11-08 確認)
- ペイペイ証券「【株価が動いた理由】日経平均」(2024年8月5日):終値31,458.42円、前日比−4,451.28円(2026-11-08 確認)
- IRBANK 日産自動車 配当:2017年3月期〜2026年3月期の年間配当(2026-11-08 確認)
未読(本文の根拠にしていますが、今回は開けず、動画の制作時の確認によるもの)
- 日経平均プロフィルの2016年8月の月次リポート(2016年8月31日の終値):アクセス拒否(403)でした
動画
- 100万円で買えた900株が28万円(YouTube Shorts)
- 歴史の「もしも」を、史実と仮説を分けて検証するチャンネル:@AI-historyIF
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